allowed_tags()

allowed_tags()
目次

allowed_tags()の用途

allowed_tags() は、WordPressの投稿やコメントで使用できるHTMLタグの一覧を表示する関数です。

allowed_tags()の基本情報

項目内容
関数名allowed_tags()
定義ファイルwp-includes/general-template.php
返り値なし(HTMLを直接出力
引数なし
対応バージョンWordPress 1.2 以降

allowed_tags()の機能と用途

この関数は、主にコメント投稿フォームや投稿欄の下部などで、「利用可能なHTMLタグ」の説明を表示するために使われます。

出力例(実際のHTML)

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""></a> <abbr title=""></abbr> ...

※出力内容は、wp_kses_allowed_html() によって許可されているHTMLタグと属性に基づいて生成されます。

allowed_tags()の内部処理の簡易構造

function allowed_tags() {
    global $allowedtags;
    echo '<p>' . __('You may use these HTML tags and attributes:') . ' <code>' . htmlentities( implode(' ', array_keys($allowedtags) ) ) . '</code></p>';
}

解説ポイント

  • $allowedtags は、WordPress コアが定義する「許可されたタグと属性」の配列($allowedtags = wp_kses_allowed_html( 'post' ); など)です。
  • implode() でタグ名を連結し、<code> タグ内にHTMLエスケープして出力しています。

allowed_tags()の使用シーン

使用場所具体例
コメントフォーム下部「使えるHTMLタグ」表示欄
投稿ガイドライン欄投稿時の注意書きとして
カスタム入力画面HTML制限の参考表示として

allowed_tags()の注意点

  • 出力専用の関数であり、返り値は得られません。
  • マルチバイト属性や独自タグなどは出力されません。
  • WordPressのHTMLフィルタリング機構(kses)の仕様に依存するため、WordPress本体のバージョンやプラグインによって内容が変わることがあります。

allowed_tags()のカスタマイズ例

より詳細に表示したい場合や、返り値を得たい場合は、wp_kses_allowed_html() を使って自作することが可能です:

$tags = wp_kses_allowed_html( 'post' );
foreach ( $tags as $tag => $attributes ) {
    echo '<' . $tag;
    if ( is_array($attributes) ) {
        foreach ( $attributes as $attr => $value ) {
            echo ' ' . $attr;
        }
    }
    echo '> ';
}

allowed_tags()のまとめ

項目内容
機能投稿やコメントで使えるHTMLタグの一覧を表示
引数なし
戻り値なし(HTMLを直接出力
利用例コメント欄下のガイド表示など
補足wp_kses_allowed_html() によって制御される
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この記事を書いた人

初めてホームページを作成したのは1996年。
2000年よりフリーランスで主に中小企業、学校、各種公的団体、個人事業主のWordPressを活用したホームページ制作を行っています。WordPressテーマはそれぞれのクライアントに合わせて作成しています。
WordPressを活用したサイト運営のための情報発信をしていきます。

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