
目次
get_the_author_link()の用途
get_the_author_link()
は、WordPress において著者名に対するリンク(HTMLの<a>
タグ)を「取得」する関数です。the_author_link()
のように即出力(echo)せず、**リンク付き著者名の HTML を文字列として返す(return)**ため、他の処理や HTML の中で自由に扱えます。
get_the_author_link()の基本構文
$link = get_the_author_link();
get_the_author_link()の返される内容
著者の「ブログ上の表示名」にリンクを付けたHTML文字列です。
リンク先は以下のように決まります:
条件 | リンク先 |
---|---|
著者プロフィールに「ウェブサイトURL」が設定されている | その URL |
設定されていない | 著者の投稿一覧ページ(例:https://example.com/author/yamada/ ) |
get_the_author_link()の使用例
1. シンプルな出力
echo get_the_author_link();
※ the_author_link()
と同じ動作になりますが、カスタマイズが可能です。
2. 他の HTML と組み合わせる
<p>この記事の執筆者:<?php echo get_the_author_link(); ?></p>
出力結果(例):
<p>この記事の執筆者:<a href="https://example.com">山田太郎</a></p>
3. カスタマイズ例:著者名の前後にアイコンやクラスを追加
$link = get_the_author_link();
echo '<span class="author-link"><i class="fa fa-user"></i> ' . $link . '</span>';
get_the_author_link()の注意点
get_the_author_link()
は テンプレートループ(The Loop)内 で使用することが前提です。ループ外で使うと現在の著者情報が取得できず、誤動作の可能性があります。- HTML文字列を返す関数なので、場合によっては
esc_url()
やwp_kses()
を使ってフィルタリングする必要があります。
get_the_author_link()の他の著者関連関数との違い
関数名 | 役割 | 出力 or 取得 | 備考 |
---|---|---|---|
the_author() | 著者の表示名を出力 | 出力(echo) | |
get_the_author() | 著者の表示名を取得 | 取得(return) | |
the_author_link() | 著者のリンク付き表示名を出力 | 出力(echo) | |
get_the_author_link() | 著者のリンク付き表示名を取得 | 取得(return) |
get_the_author_link()のまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
関数名 | get_the_author_link() |
主な用途 | 投稿者の名前にリンクを付けた HTML を取得 |
出力される? | されない(return) |
リンク先 | プロフィールにウェブサイトURLがあればそちら、なければ投稿一覧ページ |
使用場所 | The Loop 内が推奨 |
カスタマイズ性 | 高い(自由に文字列加工が可能) |