WordPressのメンテナンスモードとは、主にサイトの更新作業中（例：プラグインやテーマのアップデート）に一時的に表示される状態のことです。このモードでは、訪問者がサイトにアクセスしても、通常のコンテンツではなく「メンテナンス中です」といったメッセージが表示されます。
目次
メンテナンスモードの主な特徴
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 目的 | サイト更新作業中に一時的にアクセスを制限するため |
| 表示内容 | 「予定されたメンテナンスのため、一時的にご利用いただけません。」などのメッセージ |
| トリガー | プラグインやWordPress本体、テーマのアップデート実行時に自動的に有効化 |
| 解除 | 通常は更新完了後に自動で解除されるが、失敗時は手動対応が必要な場合もある |
メンテナンスモードの仕組み
更新作業が始まると、WordPressは/wp-content/ディレクトリに以下のファイルを一時的に生成します
.maintenanceこのファイルが存在する限り、訪問者にはメンテナンス中のメッセージが表示されます。
メンテナンスモードが解除されない
更新作業中にエラーやタイムアウトが発生すると、.maintenanceファイルが削除されずにメンテナンスモードが解除されないことがあります。その場合は、FTPやファイルマネージャーでこのファイルを手動削除する必要があります。
カスタムメンテナンスモード
WordPressには標準でシンプルなメンテナンスモードしかありませんが、以下のような方法でデザインや内容をカスタマイズできます。
- プラグイン使用
- 「WP Maintenance Mode」や「Maintenance」などのプラグインを使用すれば、ロゴ・メッセージ・背景画像などを自由に設定可能。
- テーマやfunctions.phpで独自に実装
wp_die()関数などを使って、アクセスを制限する処理を組み込むことも可能です。
まとめ
- メンテナンスモードは一時的なアクセス制限機能。
- WordPress本体やプラグイン更新時に自動で有効化される。
.maintenanceファイルの有無で制御されている。- カスタム表示や常設メンテナンスはプラグインやテーマの工夫で対応可能。
