
目次
the_author_posts()の用途
the_author_posts()
は、WordPressで現在の投稿の著者が投稿した記事数(投稿数)を画面に表示するテンプレートタグです。著者アーカイブページや投稿本文内などで使われます。
the_author_posts()の基本構文
the_author_posts();
the_author_posts()の機能概要
この関数は、現在の投稿の著者が公開している投稿の合計数(post
タイプのみ)を出力します。echo
形式なので、そのまま画面に表示されます。
the_author_posts()の使用例
投稿本文内で著者の投稿数を表示したいとき
<p>この記事の著者が書いた記事数: <?php the_author_posts(); ?> 件</p>
出力例:
この記事の著者が書いた記事数: 12 件
the_author_posts()のよくある利用シーン
- 著者アーカイブページ(author.php)内で著者情報と共に表示
- 投稿ページの著者情報欄に「●●さんの他の記事(●件)」のような表記
the_author_posts()の関連関数
関数名 | 説明 |
---|---|
get_the_author_posts() | 著者の投稿数を「返す」だけ。表示しない。変数代入用に使う。 |
the_author() | 著者の表示名を出力 |
the_author_meta() | 著者の詳細情報(ニックネーム、メールなど)を出力 |
the_author_posts_link() | 著者名とそのアーカイブページへのリンクを出力 |
get_the_author_posts() との違い
関数名 | 出力 | 戻り値 | 用途 |
---|---|---|---|
the_author_posts() | 画面に出力 | × | 直接HTMLに出力したいとき |
get_the_author_posts() | × | 数値として返す | 変数に格納してカスタマイズしたいとき |
the_author_posts()の応用例:投稿数に応じて文章を出し分ける
$post_count = get_the_author_posts();
if ( $post_count > 10 ) {
echo 'この著者はベテランです(' . $post_count . '件の投稿)';
} else {
echo 'この著者はまだ新人です(' . $post_count . '件の投稿)';
}
the_author_posts()の注意点
the_author_posts()
は「現在のループ内の投稿の著者」が対象になります。- 投稿タイプは
post
のみで、page
やカスタム投稿タイプ(例:news
)はカウントに含まれません。 - キャッシュの影響で正確な数値が表示されないことがあるため、頻繁な更新には注意が必要です。
the_author_posts()のまとめ
the_author_posts()
は著者の投稿数を表示するための関数。- 表示のみしたい場合に便利。取得だけしたいなら
get_the_author_posts()
を使う。 - 著者ページや投稿下部の「他の記事を見る」などの導線に活用されることが多い。